WEB TOUCH MEETING #84
@ YOKOGAWA CINEMA
11/02(MON) 19:00-22:00

登壇:柳谷環さん(INTUS.)/三谷歩さん(WAN)/中山慎一郎さん(RE'DE'STU)/椙原俊典さん(LEVARDA)/杉田宗さん(SourceOrganizationNetwork)/柳谷武(SHAREFL)

84回目となる、WEB TOUCH MEETING。いつもは袋町交流プラザで毎月開催されるウェブづくりの勉強会ですが、 11月は昨年に引き続きシェアフルのサポートでレトロ映画館「横川シネマ」を会場に行います。 今回のテーマは「実用的なデジタルファブリケーション/みのるファブ」。 レーザーカッターや3DプリンターやCNCなど、データから同じものを量産できる機材が一般に手に入る時代になり、 グラフィックデザインやプロダクトデザインのプロセスも大きく変わってきています。 Adobe Illustratorや3Dソフトなどが扱えれば、プリンターと同じ感覚で、 立体物や、木工、建築具材、型抜きの印刷物などを自分で生み出すことができます。 (ざっくりいうとそういうことをファブ/FABと呼んでいます) 今回は、建築関係の方、グラフィックデザイナーさん、プロダクトデザイナーさん、プログラマさんなど それぞれの業界でファブを取り入れた仕事を始めた3名のスピーカーをお呼びします。

WTM#84 - 参加してみる





柳谷 環さん (やなぎや たまき)

INTUS.

ウェブ制作会社を経て、2015年1月よりフリーランスに。 前職で培ったEC販売のノウハウを活かしつつも、おもちゃをつくるミニメーカーとしてプロダクトデザインをはじめた環さん。 ママがイライラしないですむ、シンプルな木のおもちゃづくりをコンセプトに活動されています。 商品・パッケージのデザイン、製造、販売、経営まですべてをこなし、小商いでスタートさせた子供のおもちゃブランドSukima.をスケールアップできるよう日々画策中。 製造工具は主に木材加工のレーザーカッターを使ったもの。Adobe Illustratorを使いプリントアウト感覚でプロダクトを製造でき、実物を作りながらのトライアンドエラーで工夫できるデジタルファブリケーションならではのプロダクトづくりをされています。そのあたりの現場のお話をお聞きできるのが楽しみですね。デザイナーさん必見!お話をきくと、できることがひろがる予感!

SESSION.1 : レーザーカッターで広がるDTPとプロダクトデザイン

 ・他己紹介
 ・FABとの出会い
 ・ミニメーカーになる
 ・自社プロダクトづくり
 ・平行して受託
 ・レーザーカッターの製作画面プレビュー
 ・焼ききられる0.2mm
 ・まとめ




三谷 歩さん (みたに あゆむ)

WAN

2010年株式会社ワールドエリアネットワークスを設立(当時25歳)。 音大卒業の経験を生かし、音源制作を仕事にしていたところ、カメラマンのアシスタントや3DCG制作の現場経験を経て、最先端の技術を使用した広告物等の制作会社へとシフトチェンジ。 現在、3Dのノウハウをベースに様々な制作のお仕事を請け負っておられます。 (建築パース / 3DCGアニメーション / VRコンテンツ制作 / 3Dスキャン&プリント / プロジェクションマッピング / 動画撮影・編集 / 音源制作 / ウェブ制作/デザイン / 写真撮影・編集 / 等) 今回横川シネマでは、全天球パノラマ動画撮影の業務を始めさ祭、特殊な撮影器具を3Dプリンターで自作したお話などファブにまつわることを軸にお話ししてもらいます。

SESSION.2 : 3Dプリンタが切り開く実益(仮)

・他己紹介
・3Dプリンター導入のきっかけ
・3Dモデリングが強みな理由
・もじゃもじゃ事件が頻発
・3Dプリントオリジナル機材の活用
・様々な分野でのビジネス展開
・まとめ




椙原 俊典さん (すぎはら としみち)

LEVARDA

文系卒。不動産開発と建設営業の仕事を経て、売るより作るほうに興味を持ち、建築を学ぶため職人にシフト。 その後、BIMとCNC加工を用いた住宅建築を行うイギリスの工務店の存在を知ったのがきっかけで、デザインから施工までワンストップで行うをファブリケータを目指して2014年株式会社LEVARDAを設立。 一般住宅の設計やリノベーション、家具製作の仕事を請け負いながら、デジタルファブリケーションやオープンデザインとの融合を模索して日々実験中とのこと。
Adobe Illustratorなどのベクターデータを元にドリルの削りを行えるCNCやレーザーカッターを使った空き家再生のお話。建築とグラフィックデザインを結ぶ新しいヒントがありそうです!

SESSION.3 : 地方の空き家再生とファブ

・CNC建築との出会い。
・空間を持ち運ぶという発想。
・デジタルDIYリノベーション事例。
・スケルトンは賃借、インフィルは所有。
・『空家×ファブ』ビジネスモデルの展望。




中山 慎一郎さん (なかやま しんいちろう)

RE'DE'STU

カープサンフレッチェの3Dプリントフィギュア企画や欧州から3Dサービスを広島に持ち込んだりと、毎日3Dスキャンと3Dプリントに接している中山さん。三谷さんの全天球パノラマ動画撮影機材の販売用出力も担当、SESSION.2のMCを務めてもらいます。





杉田 宗さん (すぎた そう)

SourceOrganizationNetwork

昨年、プログラミングをつかった造形物についてお話しいただいた杉田さん。SESSION.3のMCを務めてもらいます。また、建築、プログラム、プロダクトデザイン、3Dとマルチな活動をされていることから、 今年はデジタルファブリケーションにまつわる登壇者全体のディスカッションMCを務めてもらうことになりました。 会場にお越しの方と登壇した3名とMC3名を交え、ファブについてわかったこと、それぞれの業界での可能性についてやディスカッションお行えたらと思っています。 新しい手法を取り入れることで、表現や工程をよりよくすることができる可能性をひめているファブ。扱う方が増え、ノウハウのシェアが広がればなと思います。 誰でも扱えることが「ファブ」の存在意義でもあるので、もうちょっと詳しく知りたい方、「ファブ」のさわりをかじるいい機会となれば幸いです。 ファブに興味があるみなさんのお越しをお待ちしております!




柳谷 武 (やなぎや たけし)

SHAREFL

今回のイベント企画を発起。SESSION.1のMCを務めます。いつもはAdobe Illustratorをベースに、ウェブデザイン、グラフィックデザイン、アニメーション、アプリ、UI、デジタルサーネージなどのお仕事を受託しています。 レーザーカッターを扱うようになって2年。看板、印刷物、立体物、商品ディスプレイ、プロダクトデザインなどを制作するようになりました。 ウェブや広告業務(売る手伝い)だけではなく、プロダクトデザイン(売り物)も作れるようになるレーザーカッター・デジタルファブリケーションの分野は魅力的。 つくりたいものが形になるところまでできてしまうので、ちょっとしたことでもあきらめずに形にするようになりました。 デザイナーが設計のみではなく施工や実装を含めて行えることは、ものづくり優位性になるのではないでしょうか。 そんな思いから、「デジタルファブリケーション」のさわりを共有する場を開くこととなりました。



※登壇タイトルなど変更がありましたら随時記載修正していきます。

イベント WEB TOUCH MEEGING #84 @ YOKOGAWA CINEMA
日時 2015 11/2 (月) 19:00-22:00 (その後交流会)
場所 横川シネマ
参加費 500円
主催 WEB TOUCH MEETING
協力 SHAREFL
横川商店街劇場2015 ムーランルージュ横川シネマプログラム

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